アートセラピー・ギャラリー

アートセラピー 、アートセラピスト養成スクール
アートセラピーギャラリー

 

    自閉症児を持つシングルマザー40歳のコラージュ

 
  アラブの女性がか弱いうさぎの胴体を包丁で切断して殺す場面。 本人は何故このような絵が自分の中から出てきたのかを考える。
すると、そのうさぎは自分が傷つけてしまった自閉症の7歳の娘の姿に思えたという。
「これは、私の姿です」。
黒い女王を指で示し、数日前に娘を蹴飛ばし、血を流す傷を負わせてしまったと涙ながらに語る。
愛情はあるのに娘の行動が受け入れられずに手を挙げてしまった自分を責めている本人に
「一人で良くやってるよ。これはあなたの本当の姿ではない。あなたは娘を大切に思っているのだから。」
とセラピストが告げるとそれを受け止め、本来の自分を取り戻した。

 

 

  一家を背負っている母を持つ長男14才の家族画

 
  まん中中央に、大きく魔物のように描かれているのは、本人の母。3種類のごちそうを前に、大きな目をひからせている。右側に小さく描かれた父は、黄色と黒のストレスカラーの洋服を着、にぎりこぶしを握って耐えているかのよう。母が強く、父が弱い、家族の力動が絵から読み取れる。中学生の本人は左側で、手にナイフとフォークを握り攻撃的。何か言いたそうに見える。母が力を抜いて女性らしくなり、父が一家の責任をしっかり取ることが望まれる。

 

 

離婚したいと訴える50代妻のコラージュ
ダリが描くような曲った時計と肩をいからせ風を切って歩く女性が 描かれる。「時間を踏みつけ、自由に生きる女性」と題された作品。 曲った時計は、母の介護や仕事・家事等時間に追われている様子を 表しているよう。また、右側の女性は、すべての拘束から逃れ自由に 羽ばたきたい願望が表れている。



不登校・引きこもり、しばらくして電車に乗れないパニック障害を発症した女児の絵
No.1
No.2
「みんなにこにこ楽しそうな世界。こういう世の中になったらいいのに。実際は毎日不安だらけ。絵に描きたいような友だちなんかいない。特定の子を描いて、色々言われるのもいやだ。学校にいるのが苦痛でしょうがない」。「虹の山」と題する小学校1年生女児の絵。
 
小学5年生になり、すでにパニックが発症しはじめ、電車が嫌いだった。みんなと行かずひとりで写生しに行って描いたもの。「駅なんて近寄りたくない、でも課題だし描かないと。楽しげに塗ってごまかそう。でも、しんどい。気分悪い」。写生会のテーマが「駅」で描いたもの。


 パニック障害から立ち直った画学生25才(女性)


  「白雪姫」
幼少期いつも暗く、父は怒り、母は憂鬱な家庭で育つ。学校での問題をきっかけにパニック障害の症状(ドキドキ、息切れ等)が出る。 美術専門学校に入学して描いた絵。毒りんごを食べて、死にそうな「白雪姫」と題する作品。 絶望的で悲しみに満ちた表情をしている。「まだ諦めていない」と本人の言。


  「トカゲ 」
ストレスカラーの黄色と黒の冷血動物「トカゲ」を抱く少女を描く。少女の口は真一文字に閉じられ、我慢している様子がうかがえる。 「トカゲ」の尻尾は包帯で巻かれ、負傷している。「昔の傷をずっと引きずっている」という。 右には青い影。「苦しい。でも人には言えない」 本人の対人恐怖や、不安がうかがえる。
  「ミッドナイト」
教育分析プログラム1終了後に描いた作品。 同じブルーを基調にした作品でも、緊迫感や孤独感は感じられない。 美しい夜空「ミッドナイト」を描く。 天空には星々が輝き、都会のネオンサインを見ながら歩く犬は、むしろ楽しげでもある。 プログラムの中で、人との信頼、自分はこのままでOKということ、表現する楽しさを学び、美術の上級コースに進むことを選択することができた。

 

会社を辞め起業した草食系男性の深層。32才男性のコラージュ
No.1
  No.2
No.1のコラージュは、体の大きな草食動物と肉食動物のワニを選び制作。本人は、会社組織の中で、左下の草食動物のようにやさしく、おとなしいふりをして従っている。一方、本人の心の中には攻撃的な自己表現への欲求や不満がくすぶっていることが、大きく口をあけたワニとして表されている。
 
数ヶ月後、くつと象の頭を選びNo.2のコラージュを制作。大手企業の安定や保障にまだ未練があるものの、大きくエネルギッシュに描かれた象に象徴されるように、脱サラを決める。くつは未練を象は本人のエネルギッシュな決意を、太陽は、それを祝福しているよう。その後、起業を果たす。

 

不安神経症で仕事を退職した37才女性の夢の絵
出勤すると、修道女2人が、木のテーブルの脚を作っているという夢。修道女に象徴されるのは、夢主自身の中にある、人を癒し力づける存在。絵の中で、彼女たちはのこぎりを使ってテーブルの脚を切り出す作業をしており、夢主の無意識の中で、不安や思い込みといったしがらみを断ち切り、新たな仕事探しに向けて行動を起こすための脚づくりが始まったことを表している。その後、日常生活でも元気になり、就活に取り組んでいる。

 


夫婦関係を改善した47才主婦の絵
  塾に行くのを拒否した小学4年生男子の自由画・
ゴミたちの復讐
アートセラピー
 
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3,4才の頃、父親から両手を縛られ、さるぐつわをされて押入れに閉じ込められたトラウマ体験の絵。この時両親にわかってもらえなかった絶望感から「誰にも甘えず一人で生きていく」と決め、孤独感を抱えながら、家庭も仕事も一人で背負ってきた。絵を通してトラウマ、インナーチャイルドと向き合うことで、夫に正直な気持ちを伝えることができるようになり、信頼関係を回復した。

 

捨てられた缶やビン、ゴミたちが手に武器を持ち怒って仕返ししようとしている。このゴミたちを操っているのは画面中央の切り倒された木。進学塾をやめさせてほしいと親に訴え、好きな絵画教室に復帰した時に描いた絵。ゴミの表情や武器は、塾でしんどい思いをしたことに対するやり場のない怒りの爆発、抵抗、復讐心を表している。


支配的な姉に悩む5才女児の絵「犬とねこのけんか」   子育てで中断、再就職を希求する32才母親の自由画
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右の犬が4才上の姉、左の「ハイヒールをはいた猫は自分」と言う。同じバックを持ち、背丈は同等で、対抗しているかのよう。バックは赤と黒の攻撃性と、黒と黄のストレスカラーで塗られている。ねこ(自分)の目は、犬(姉)の高圧的な態度にひるみながらも、負けまいとするかのように見え、兄弟間競争が表れている。

 

強い筆圧や黒い建物の輪郭は、本人の現在の子育てによる閉塞感や抑うつ状態が伺える。画面上部の虹、また虹を走る人々は、仕事に戻りたいという本人の願望の表れのよう。頭部だけの子供の顔は、「家庭か再就職か」、頭で悩んでいる姿を表している。その後、専門職への再就職を果たす。


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上司とのトラブルで仕事の目標をたたれたうつ。
31歳の絵

No.1の「混沌」の絵は、形がなく、色は幾重にも重ねて塗られ苦しそう。No.2の「火山の爆発」は、しばらくカウンセリングを続けていき、幼少期の母とのトラウマを掘り下げ、怒りが出てきたときの作品。この作品で、心の浄化をし、徐々に本来の自分を取り戻しはじめる。最後に、No.3の「時」のマンダラを描く。バランスの取れた美しい絵。昼と夜、積極的な男性性とやさしさの女性性の統合のように見える。「私、好きなことをやります」と宣言し、その後結婚する。

 

 


  10年来のうつで苦しんできたOL。40歳女性の写真年賀
  アートセラピー
  2007年の左側の猫は、枠の中に小さく横を向いてうずくまっている。
同年6月カウンセリングの中で、心の底にダイヤモンドのような大切なものがあり、それを押し殺して生きてきたことに気づき、自分に対する自信と確証を得た。2008年の右側の富士を背景にした猫は、堂々と力強くエネルギッシュで、うつから回復し、未来が開けてきたことが伺える。

 


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仕事を中断し、結婚。
妊娠2ヶ月のうつ。24歳の絵

環境が激変し、自分が誰だかわからない不安(アイデンティティの危機)のため、マリッジブルー、ママブルーのうつ傾向が現れてきたときの絵。自分を知るために、自己像シリーズを描く。すべてブルーで描かれた本人の顔。目だけが真っ赤に塗られている。絵から、不安やうつ、焦燥感ややる気のなさが伺える。



 

アートセラピーギャラリー2
絵によるうつ ──心の軌跡展

アートセラピーギャラリー3
特別展 ──アマチュアからプロの画家へ

 


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